効率アップはなぜ上手くいかないか

効率アップの推進は全社的に

これまでは、業務を遂行する人に効率アップを求めてきました。1時間に何個作れるかとか、1日何枚の伝票を処理できるかとかをスタッフの工夫で乗り切ろうとしました。
しかし忘れてはいけないのは、実際の業務を組み立て遂行するのと、業務効率化では全く別のスキルが必要ということです。
効率化を図ることに取り組むには、全社的に取り組まなくてはいけないこと、全社の業務を俯瞰するために業務効率化のための専任スタッフを設けた方が無難です。効率化のスタッフは各業務に精通していることが理想ですが、実際にはなかなか見当たりません。むしろ各部署とコミュニケーションを取れるスキルを持った人の方が無難です。
効率化のスタッフは、その作業を短期間集中でこなさないと意味がありません。そのために他の業務との兼任は避けるべきです。

数値目標のある部署は効率アップは難しい

効率という面だけをクローズアップすると一番それにほど遠いのは、現場で自分が動かないと目標数値を生み出せない業務に携わっている人でしょう。
営業・店長など現場の担当者は、クライアントからの回答・スタッフからの報告を時には待つことも必要になります。アイドルタイムも生じてしまうという意味で効率的ではないのですが、彼らは自分達に課せられた作業を達成させるために頑張っているのです。
このような立場にある人は、新しいツール・アイテムを使っても、業務改善は見込まれません。むしろ実績のある誰でも使用したことのあるアイテムを使った方が、結果として効率的です。
最新のアイテムは使いこなすまでに時間を要しますし、得てして上司・トップへの報告のためのアイテムとして活用を義務づけられることが多く、結果として働き方改革とは逆方向に向かいかねません。


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